まとめ

CFの魅力は何といってもその価格設定に尽きます。CFはタイヤやサスペンション、カウルやシートから、フレームの剛性まで、全てにおいて頼りない感じが否めません。また、発売から時が経ち、当初は見られなかった様々な欠点をあらわにしてきました電装や潤滑系のトラブルはもとより、フレームにクラックが入るという致命的なトラブルがしばしばあったようです。

また、サスペンションの動きや、純正タイヤのグリップが極端に悪く、事故も頻発した模様。素材の悪さや作りの甘さが露呈し、性能に跳ね返ったのでしょう。寸法や形状はフュージョンと同じですが、維持するには、あくまで外車らしいコストが掛かるといえます。
もともと、CF250が登場した2001年頃は正規物のフュージョンの生産が中止されていて、中古車の価格が極端に高騰していました。その点、CFには代用フュージョンとしての存在意義は、大いにあったといえます。しかし現在、既にその役割は十分に果たし切り、CF250を選択する理由がなくなったのです。

最近では、中古のコピー車を「ヘリックス」や「逆輸入車」などと偽って販売したり、オークションサイトに出品している悪質なショップや個人が散見されます。こういうことがあった場合は車両だけでなくショップ(個人)として避けましょう。正規物の車体番号は、"MF02"または"JH2MF02"で始まりますので、自己防衛のために確認しましょう。

また現在、多くのバイクショップでは、CFなどのコピー車の修理や整備、部品の注文などを受け付けていません。CFを販売したショップが、その責任上行うケースが稀にあるという程度でしょう。

その点で、コピー車を遠隔地で購入したり、オークションサイトや通信販売、個人売買で購入することはあまりにもリスクが大きいといえます。これからCFなどのコピー車を購入される場合は、購入するショップで恒久的に修理ができることを確認することが必要です。

※現在、日本国内でCF250の新車はまず入手不可と思われます。

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