モトイージー ヘッドライトコントロールキット取り付け

■概要

モトイージーは、常時点灯式のヘッドライトを制御できるようにするキットです。オートバイ用品店などで入手可能です。フュージョンにはモトイージー(型式B1)が適合します。

'93年式、P型以降のフュージョンは、ヘッドライトスイッチが無く、メインスイッチをONにした時点で、ヘッドライトが点灯します。そのため、エンジンを始動させるまでの間、バッテリーに負担がかかります。

そこで、モトイージーを取り付けることによりエンジンを始動するまでの間、ヘッドライトを消灯させておくことができます。ヘッドライトによるバッテリーへの負担を無くすことができるのです。

特筆すべきは、スイッチを追加することなくヘッドライトのON-OFFができることです。ディマースイッチで点灯、スタータースイッチで消灯し、スマートに操作できるようになります。

※98年4月以降に製造されたフュージョンには、保安基準の関係で取り付けできません。


■操作方法

1. メインスイッチをONにします。この時点ではまだ点灯しません。

2. ディマースイッチを一旦HIにして、すぐLOに戻すことで
ロービームが点灯状態に切り替わります。

3. フットペダルを踏まずにスタータースイッチを押すと、
ヘッドライトが消灯状態に切り替わります。


■作動パターン
純正状態 モトイージー
メインスイッチON 点灯 メインスイッチON 消灯
   
スターターボタンを押下 消灯 スターターボタンを押下 消灯
   
エンジン始動 点灯 エンジン始動 消灯
   
ディマースイッチ操作 点灯
 
走行開始 点灯 走行開始 点灯


■構成


ヘッドライトのコネクタを抜いて、割りこませるシンプルな構成です。


■取り付け

メンテナンスカバーを取り外します。作業し辛い場合は、Fr.アッパーカウルも取り外します。
ヘッドライトのコネクタを取り外します。固着して抜けにくい場合は一度押し込んでください。外しやすくなります。
モトイージーのコネクタAを、ヘッドライトから抜いたカプラーに接続します。
モトイージーのコネクタBを、ヘッドライトに接続します。
本体をタイラップなどで、水が掛かりにくく熱や振動の影響を受けにくい位置に固定します。

フォークなどと干渉しないように配線をまとめたら、カウルを取り付けて完成です。
お疲れ様でした!


■NOTE
モトイージーを取り付けた車両は、エンジンを始動させたらすぐにディマースイッチを操作し、ヘッドライトを点灯させてください。常時点灯モデルは、ヘッドライトを消灯して走行するとレギュレーターの寿命が縮まる可能性があります。

また、モトイージーの使用が認められるのは、1998年3月以前に製造されたフュージョンです。フュージョンが常時点灯式になったのは1993年1月ですので、1993年1月〜1998年3月の間のフュージョンに使用できるということです。

1998年4月以降に製造された継続生産車には、保安基準の定めるところより
「原動機が作動している場合に常に点灯している構造」
が要求されるからです。

実際TYPE-XなどのIII型にも構造上取り付けはできてしまいますが、それら1998年以降に製造されたフュージョンには、法規上モトイージーを取り付けることはできません。モトイージーを使用するにあたっては、道路交通法や保安基準を遵守してください。

昼間点灯に関しては2006年6月現在、道路交通法に規定はありませんが、Fusion Styleでは昼間点灯を推奨します。




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